冬の詰合せのご案内

時がたつのは早いもので、令和も来年で3年目になります。
私事で恐縮ですが、この夏母親との別れが突然やってきました。大正8年生まれの101歳でした。大正、昭和、平成、令和の時代を生き抜きました。弊社創業者であり、私の父親である細井鶴次郎の妻として、立ち上げたばかりの会社を切り盛りし、戦争も経験しながら、4人の子供を育て上げ、若いころは大変な苦労をしましたが、晩年は、にぎやかに孫やひ孫に囲まれ、ここ数年は施設にて穏やかな日々を過ごしておりました。最期はコロナ禍で会うこともかなわず心残りですが、長生きしてくれて感謝しています。

食べ物のない時代を生きた両親でしたから、食べ物は大切にしておりました。その両親のもとで育ちましたので、食べ物を大切にする・無駄にしない、という思いが人一倍強いと、自分では思っております。我が家は、好き嫌いはもってのほか。出された食事を残すなど、とてもとてもできませんでした。厳しいといえばそれまでですが、食べ物を粗末にしない、大切にするという気持ちを持てたことは、本当に感謝しています。今は、飽食の時代。好き嫌いは当たり前で、好きなものばかり食べていても、怒られない時代です。もちろんアレルギーで食べたくても食べられないこともあると思いますが、自分の好みを貫けるというのは、うらやましいというより、わがままだなあと思ってしまうのは、年寄りの愚痴でしょうか。

弊社の取り扱っております鰹節は、実は、全く無駄にするところがない、素晴らしいものです。削ったものは、もちろん製品として販売し、削るときに出る粉もだしパックとして製品にしています。削る前に洗って落ちる部分は、田んぼや畑の肥料・飼料として使えます。食品製造業は、通常は産業廃棄物が、たくさん出るはずなのですが、鰹節は捨てるところが一切ないのです。嬉しく、ありがたく、そして誇りに思って日々製造をしております。

コロナ禍の中、外出を控えて家での食事が増え、食事を作る機会が増えた方も多いのではないでしょうか。食材をどうやって使い、何を作ろうかと考え、野菜を育て始めた方もいるかもしれませんね。大切な食材の素材を生かしたお料理に、ぜひ鰹節でだしを取っていただければ、うれしく思います。

今年も残すところあと数ヶ月。暮れのご挨拶に、なかなか会えない実家のご家族に、弊社の詰合せをお贈りいただければ幸いです。ご発送も承ります。

株式会社 ホソイ食品
代表取締役 細井哲男